飲酒習慣スクリーニングテスト
AUDIT

AUDIT (Alcohol Use Disorders Identification Test)

このテストは、簡易介入の対象者をスクリーニングする目的で作成されました。その対象者とは、アルコール依存症までには至っていない「危険な飲酒」や「有害な使用」レベルにある人です。

テストは自記式で10項目からなり、各項目の回答にしたがって0点から4点の点数が付与されています。すなわち、テスト全体では最低が0点、最高が40点です。このテストの特徴のひとつは、世界共通なカットオフ値を設定していないことです。このテストが使用される場所の飲酒文化に従い、カットオフ値を自由に変えることができます。危険な飲酒のカットオフ値は世界的には8点です。またアルコール依存症の場合には13点にしているところが多いようです。わが国では15点あたりが妥当だと考えられています。

AUDITは多くの国で使用されていますが、地域・年齢・性の違いを超えて高い妥当性が報告されています。(出典:厚生労働省HP)

以下の1〜10までの質問で、最も近い回答にチェックしてください。

以下の10項目のご質問にお答えいただき、「判定」ボタンを押してください。

(1) あなたはアルコール含有飲料をどのくらいの頻度で飲みますか?

(2) 飲酒するときは通常、純アルコール換算でどのくらいの量を飲みますか?

《純アルコール量の目安》 ビール中びん1本(500ml)=20g、日本酒1合(180ml)=22g、ウイスキーダブル(60ml)=20g、焼酎(25度)1合(180ml)=36g、ワイン1杯(120ml)=12g
※純アルコール量が選択肢に当てはまらない場合は、近いものを選んでください。

(3) 1度に純アルコール換算で6ドリンク以上飲酒することがどのくらいの頻度でありますか?

(4)過去1年間に、飲み始めると止められなかったことがどのくらいの頻度でありましたか?

(5) 過去1年間に、普通だと行えることを飲酒をしていたためにできなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか?

※お酒を飲んだため車で外出できなかった等も含む

(6) 過去1年間に、深酒の後、体調を整えるために、朝の迎え酒をせねばならなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか?

(7) 過去1年間に、飲酒後、罪悪感や自責の念にかられたことが、どのくらいの頻度でありましたか?

(8) 過去1年間に、飲酒のため前夜の出来事を思い出せなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか?

(9) 飲酒のために、あなた自身がけがをしたり、あるいは他の誰かにけがを負わせたことがありますか?

(10) 肉親や親戚、友人、医師、あるいは他の健康管理に携わる人が、あなたの飲酒について心配したり、飲酒量を減らすように勧めたりしたことがありますか?